ファーストアルバム『Introducing』が話題を呼んだ1979年生まれの新鋭トランペッター、カール・オランドソンのセカンド・アルバム。若い世代にアピールするリズムを使ったタイトル曲、さらにペーター以下のバックアップを受けながらも、特徴的なヴォーカルを聞かせるB、さらにSOLからの作品でお馴染みのラオト・ボッサの女性ヴォーカル、ミラがリードヴォーカルをつとめるCなど多彩な内容は、ジャズを中心として聴かない世代の音楽指向に乗った楽しく、メロディアスな演奏・歌だ。インストルメントの音楽になかなか馴染めない世代にも聴きやすく、ロック以前の世代には哀愁を感じさせるデュエットだ。ペーターのフェンダー・ローズが心を静めてくれる、“午後ティー”な音だ。
Karl Olandersson(tp,vo) Peter Nordahl(p,rhodes,Hamond
B3,Wuritxer) Patrik Boman(b except=6) Harry
Wallin(ds,crave except=5)) Myrra Maimberg(vo=4,back
vo) Hampus Landgren(b=6) Magnus Persson(ds=5)Tomas
Eby(coga,bogo=2,4) Gunnar Norden(g=3)
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